私は12年前に結婚しました。
交際期間も含めると
夫とは約20年の長い付き合いになりますが
今も心地よい関係が続いています。
ですが、そんな私たちにも
ピンチな時期がありました。
それは、長男を産んでからの数年間のことです。
今考えると、”産後クライシス”です。
慣れない育児
体調不良(ホルモンバランスの変化)
急激な環境の変化
これらがかさなり、
私は夫に対して
今まで感じたことのない
「いらだち」を感じていました。
夫は当時の私を
「ピリピリしてて怖かった」
といっています ^^;
そんなイライラモードの私も
育児になれた頃
少しずつ気持ちがおちついていきました。
そしてまた以前の私に戻っていきました。
このような私自身の経験だけでなく
産後の研究からも
産後の自分は
「これまでの自分ではない」と
冷静にながめておくくらいが
ちょうどよいと私は思っています。
*男性にも同じようなことが起こるといわれています
・
そして、個人的には
この時期「重要な決定」は
しない方がよいと思っています。
たとえば、産後数年は
離婚率が最も高いといわれます。
でももし本来のあなたでないとしたら
まだやり直せる可能性が
あるかもしれません。
(命の危険がある場合や、緊急性の高い場合は話は別です)
・
新しい家族が加わる。
これは家族の「大転換」です。
当然、これまでの
「夫婦ふたり」のやり方では
通じなくなります。
だからこそ、
最初はケンカがふえるかもしれないし
うまくいかないことも
多いかもしれません。
それでも、またあらたに一歩ずつ
あきらめずに少しずつ
「調整」していくことが
大切なのだと思います。
そして、このとき
どんな「調整」をするかで
新しい家族の形が
できあがっていくのだと私は思っています。
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・公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士
・博士(人間科学:早稲田大学)
・早稲田大学人間科学部通信教育課程教育コーチ
・NHK文化センター講師(マインドフルネス)
・元小学校(こども園)のカウンセラー
・小学校3年生と1年生の男児の母