カウンセリングの特徴|東京の女性のための相談室 Blossome

お一人おひとりのご状況やご相談内容によってセッションの進め方は異なりますが、ご参考までにこれまでのセッションで行なわれてきた方法の一部をご紹介します。

誰でも悩みがあるときは頭の中がグチャグチャになり、考えれば考えるほど「どうすることもできない」「どこから手をつけたらよいのかわからない」という状態になることがわかっています。

 

だからこそ、セッションでは私と一緒に頭の中を整理していきます。

 

具体的には、応用行動分析の視点から困った行動が続いているしくみを理解します。

 

また、もう1つ大切な視点は「困った行動を起こしていない状況」をみつけ増やしていくという視点です。

 

悩んでいる時はどうしても困った行動ばかりに注目してしまいがちですが「今できていること」にも注目し、その行動を伸ばしていくことも実はとても大切なのです。

 

こちらの方がアプローチしやすいと感じる方も多いです。

悩んでいる時は、気持ちが落ちこむ「考え」をしていることが多いです。

 

下の図をみてください。

仕事でミスをしたという状況があった時、あなたはどんな考えがうかびますか?

 

たとえば、Aさんのように「私ってダメだな」という考えがうかんだ方も、Bさんのように「次から気をつけよう」という考えがうかんだ方もいると思います。

 

実はどちらが正解というわけではありません。

 

ただ、これまでの研究では、Aさんのような「私ってダメだな」という自分を追い込む考えばかりだと心が苦しくなるといわれています。

 

だからこそ、自分が「心地よくなる考え」を知り、必要に応じてその考えを選択できることが私は大切だと思います。

 

そのため、当相談室ではご利用者さまの「考え方のクセ」に注目していきます。

もし、考え方のクセが原因で、気持ちが落ちこんだり、イライラしていることが多い場合には、”思考の柔軟性を高める”ワークを行っていきます。

 

これまでの経験では、練習することによって、少しずつ柔軟な考え方ができるようになる方が多いです。

悩んでいる方の多くは、心配がつねに頭から離れず、"心配の波"に巻きこまれています。

そして、考えれば考え続けるほど「ありもしないこと」が頭にうかび身動きがとれなくなっています。

 

そのため、当相談室ではご相談者さまの「考え方のプロセス」も丁寧に検討していきます。

 

そして、「心配ばかりしている」「嫌なことばかりが目につく」「同じことばかりをグルグル考え続けている」方には、”注意のコントロール力”を高めるワークを実施しています。

こちらも、毎日少しずつ練習することによって、心配が軽くなる方が多いです。

悩まれている方の多くは、ご自身のストレスを発散するのが苦手です。

「自分さえ我慢すれば」と考え、多大なストレスに苦しんでいる方も少なくありません。

 

でも考えてみてください。

 

大きなストレスを抱えた状態で、本来のあなたのよさは発揮できるでしょうか。

 

残念ですが私はそれは難しいと思います。

 

ストレスを適切に対処し、自分の心の状態を整えておくことによって「あなたのよさ」が十二分に発揮できると思うのです。

 

そのため、セッションでは、日常生活の中で気軽にできるストレス解消法を一緒に考えていきます。

 

もちろん、上記で紹介した”思考の柔軟性”を高めるワークや、”注意のコントロール力”を高めるワークに取り組んでいただくことによっても、ストレスが軽くなったと感じる方が多いです。

これまでの経験上、悩まれている方の多くは「自分ができなかったこと」や「自分自身の嫌なところ」ばかりに注目しています。

実際のところ、他人ではなく自分が自分を一番追い込んでしまっていることも少なくありません。

 

そして、自分にきびしい方の多くは、親から何をしても認められなかった方や、成果があった時だけ褒められてきた方が多いように感じます。

 

そのため、カウンセリングでは「自分を認める」「自分を大切にする」ワークにも取り組んでいただきます。

最初は「自分にはよいところなんて1つもない」と感じていても、少しずつ自分を認められるようになっていく方がほとんどです。

そして、それがまた相手を認めることにもつながっているように感じます。

これまでたくさんの心理学的研究が行われてきました。

昔だったらわからなかったことが、さまざまな研究で明らかにされつつあります。

 

たとえば、夜中に子どもが泣いても起きない夫に不満をもっている方には「男性は女性にくらべて、赤ちゃんの泣き声に気づきにくい」という研究報告があることをお伝えしています。このことを知ると、「赤ちゃんが泣いているのに起きない冷たい夫」という受けとめ方に変化がみられることも少なくありません。

 

もちろん、お一人おひとりご状況が違いますし、大切にしたい価値観も違います。

ただ、これまでの経験上、研究で明らかにされた心のしくみを学ぶことによって、心が軽くなるケースは多いです。

 

 

解決に向けて、心理学の知識やスキルやトレーニングが役にたつこともあります。

お一人で悩みを抱えこまず、ぜひ一度ご相談ください。


当相談室は、心の専門家である女性の公認心理師・臨床心理士(カウンセラー歴16年)がじっくり丁寧にお話をうかがいます。

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