その日は急いでいたので
プレゼント用のお買い物だけをして
帰ろうと思っていたら
店員さんから突然
「新しいコーヒーです」と
試飲用のカップを差しだされました。
急いでいたし
砂糖とミルクがないと飲めないのですが
小心者なので咄嗟に断ることが
できませんでした:汗
せっかくいただいたから飲むか
(こうやって書いてみると、
ものすごく感じ悪いですね:苦笑)
そう思って飲んでみたら
ものすごくおいしかったんです!!
大げさですが、
今年一番くらいに驚きました!
多分あの時の私は
目玉が飛びでていたと思います:笑
今まではブラックコーヒーも飲めますが
自ら進んで飲むことはありませんでした。
砂糖とミルクがたっぷりの
コーヒーだけがすきだったんです。
・
あんなに苦手だったブラックコーヒーを
なぜ好きになれたのか?
思い返せば、3ヶ月くらい前から
体のために砂糖を減らすように
していたんです。
でも無類の甘党なので
無理しない範囲で。
(家ではおさえていましたが、スタバに行った時は、キャラメルマキアートとかカフェモカとか頼んでいました。)
意識したおかげで
味覚が変わってきたのかもしれません。
それと
「自分はブラックコーヒーは飲めない」
というのは、思い込みだった可能性も。
たまに出された時は、
できるだけ味を感じないように
すばやく飲んでいたので
思い込みを書き換える経験を
していませんでした。
自分では気づきませんでしたが、
コーヒーに対して
いつもセッションや講座で
お話ししている
「回避」をしていました。
回避していると
「嫌だな」「苦手だな」という
イメージだけがどんどん強くなっていき
ますます実際の体験が
できなくなるんです。
だから本当は
そこまで苦手じゃなくても
ずっと苦手なままに
なってしまうんですよね。
長年の憧れだったブラックコーヒーが
好きになったことで、
またボロッと古い私が
はがれおちた気がします。
思い込みってなかなか気づきません。
もう自分の一部なので
そもそも疑うことをしないんです。
セッションで好転する方に共通しているのは
苦しみの原因である「思い込み」に気づき
それを少しずつ手放していること。
人は幸せになるために
生まれてきたんですから
自らを苦しめる思い込みなんて
私は必要がないと思っています。
コーヒーの話から
かなり話が広がってしまいましたが
根っこの部分は同じなので
書いてみました(^_-)
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公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。