
こんにちは。カウンセリングサロンBlossome臨床心理士のいまいです。
今日は夫婦関係について書きます。
直感的に書きたいと思ったことなので、いつもより感情的な内容です。
それでもいいよ、という方だけ読んでください:笑
今の世の中。男女平等の意識が当たり前になってる。
でも、一般的には子どもを産んでからは女性の方が不平等だと感じる出来事が多くなっていく。
(一般的にはなので、そうじゃないご夫婦ももちろんいますよ)
たとえば、朝、子どもにあわせて起きるのはいつも母親。
父親は起きてるあるいは起きようとはしていても、お願いされれば(必要とされれば)動くというスタンスで、基本自分からは動かない。
子どもが体調を崩せば、仕事を休むのは母親が前提。
母親の仕事がどうしても休めない絶対絶命超ピンチの時だけ、父親にお願いをする。
10回のうち9回は母親が休んでるのに、1回休んだことを夫(父親)は「同じように自分だって休んでいる」と勘違いしている。
父親は夜に一人で外出するのに、夜、母親が子どもを預けて出かけると子どもを見てもらっている気持ちになる。
子どもを産んでからは夜に予定を入れるのはどうしてもの時だけになる。
仕事で遅くなる時や友だちと出かける時は、かなり前から夫にお願いしなければならない。
その時の気分でふらっと出かけるなんてもっての外。
基本食事は栄養のあるものを作る(作ろうとしている)。つねに献立のことを考えている。
夫の時は栄養は2の次3の次で子どもに食べさせてくれたというだけでなぜか感謝してしまう。
学校のことは妻まかせ。
学校の役員活動も妻がやることが前提である。
そんなに嫌なら断ればいいのにと非現実的なことを言ってくる(特別な事情がない限り断れないのに現状をわかってくれない)
また、子どもが学校で困っていることは妻から相談されて初めて知る。
妻は自分の体調が悪くても、ギリギリまで子どものことをやる。
夫は体調が悪ければ何もせずにすぐに寝る。
あげればキリがない...(涙)
こんな感じだから、妻の方には同じ親なのに「不平等(なんで私ばかり)だ」という不満が募っていく。
子どものことよりも自分優先の夫への愛情も冷めていく。
産後の恨みは一生とよく言われるが、大変な時に助けてもらえなかったと恨んでいる方は本当に本当に多い。
では、どうしたらいいのだろう?
そんなんだったら離婚すればいい?
不平等だし、夫は嫌いだけど、子どものために我慢する?
昔みたいに仲良くなりたい?
すごく悩むところ、だよね。
正解はないから。
それで、ここからは夫婦仲をよくしたい方にだけに伝えるね。
もし、夫婦仲をよくしたいのなら、今の時代に合わせた「意識改革」が必要だと思う。
それは、男性だけでなく女性にも...
まずは私が大切だと思う男性に必要な意識改革から。
それは、自分のスケジュールを(自分の感情を)最優先しすぎていないかを振り返ってみてほしい。
そして、妻があなたの知らないところであなたの代わりに頑張っていることに気づいてほしい。
ふたりの子どもなんだよ。
ふたりで育てていこうよ。
もっと自分から能動的に動いて、母親がいなくても大丈夫な状態にしようよ。
仕事で疲れてるって、母親だって疲れてるよ。
でも、それでも子どもを放ってはおけないんだよ。(放っておけっていうけどそれができないんだよ。)
妻に任せておけば大丈夫という気持ち。
嬉しいけど、めちゃくちゃ重いことにも気づいてほしい。
子どものことはふたりで決めたいんだよ。
今度は女性に必要な意識改革について。
それは、よい妻・よい母親にしばられすぎていないかを振り返ってみて。
たとえば、自分も辛いのに、夫にあわせすぎてしまったり、子どもにあわせすぎたりしてない?
夫に伝えると怖いし、面倒くさくなるからと言いたいことを我慢してない?
普段は我慢してるけど突然爆発するなど、感情の起伏が激しすぎない?
夫がやってくれても、自分のルールにこだわって文句を言ってない?
こんなこともできないのって夫を見下してない??
昭和とかそれ以前は、夫を立てるのが当たり前の時代だった。
でももう今はじゃない。
もちろん今でも「男の特性を理解して」というのは解決策の1つではあるけれど(これが最も効果が出やすいんだけど)、「そんなの嫌!!なんで私だけが我慢しなきゃいけないのよ」という女性も増えている。
だからこそ、夫婦共に意識改革が必要なのかもしれない。
あとは、綺麗事に聞こえるかもしれないけど、お互いに感謝の気持ちをもつことなのだろう。
大変な時ってこれが本当に難しい...
でも、感謝の域に入ると、夫婦仲は本当によくなっていく。
感謝ってほんとすごい!
どこで終わっていいのか分からなくなってきたので今日はここまで(笑)
いずれにしても、パートナーを恨んだり嫌ったりという気持ちを抱え続けるのは本当に辛いと思うから、夫婦仲うんぬんではなく、せめてその気持ちだけは解消してほしいなと思う。
(恨んだり嫌ったりしてると、そういうのが外見にも反映されちゃうし...)
あなたの大切な力はあなたを育てることに使っていこうね!

公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
短大卒業後、社会人経験を経て臨床心理士を目指し、早稲田大学に再入学。大学では認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行ってきた。2015年、公認心理師・臨床心理士の専門性を生かしたカウンセリングを行うBlossomeを開業。中学生2児の母。