いまいちづこ(公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士・博士:人間科学・早稲田大学)
チャームポイントLab.代表、早稲田大学人間科学部通信教育課程教育コーチ、NHK文化センター講師、元小学校のカウンセラー
臨床心理士を目指した理由と活動への想い
心理学を学ぶ前は好きなことを聞かれても言葉につまるような人間でした。
長くなりますが私のこれまでについてよかったらおつきあいください。
「これが好き」「これがやりたい」と思えるものがない子ども時代を過ごしました。
みんなが行くからという理由で短期大学に進学。
短大卒業後は一般企業に就職しましたが、数年後に体調を崩して退職しました。
これから何をしようと考えてみましたが、この時も特にやりたいことはありませんでした。
ただ、たまたま兄弟が海外にワーキングホリデーで行っていて「なんだか楽しそうだな」と思ったんです。
それで「私もちょっと海外に行ってみよう」と思いたちました。
英語もほとんど話せない、極度の怖がりなのに…。
今思うとかなり無謀です。
それから半年くらい英語の勉強をし、なんとか試験をパスして、運よくオーストラリアの小学校にボランティアの日本語教師アシスタントとして派遣されることになりました。
派遣されたのはカンガルーが住む田舎の村。当然、日本人は私だけでした。
英語だと言いたいことがうまく伝えられない。それにくわえて極度の怖がり...。
森の中にあるキャンピングカーがわたしの寝床(部屋)だったときは、毎晩恐怖との戦いでした。
それに、当時の日本にいる家族や友人とのやりとりは月1回の電話と手紙くらい。
ストレスから食に走り、滞在中に10キロ以上太りました。
そんなわたしを現地の方は親身になってあたたかく支えてくださりました。
オーストラリアに行くまでは当たり前にあって気づかなかった「人のあたたかさ」を単身でオーストラリアに行くことでようやく気づくことができたのです。
これがきっかけとなり、帰国後は「臨床心理士になろう」と決意しました。
ここで初めて、自分からこれがやりたい!と思えるものができました。
そして、一念発起で勉強に励み、2000年に25歳で早稲田大学に入学し、2007年に目標だった臨床心理士になり、2009年には博士学位を取得しました。
「○○ができない」と思い込んでいる、「これがやりたい」と思えるものがない、「私なんて...」と自分のよさがわからない。
ここまで読んでいただいてわかるように、それが心理学と出会う前のわたしでした。
だからこそ、そう思ってしまう方のお気持ちはとてもよくわかります。
でもそれと同時に、これまでの心理学の研究やわたし自身の経験から、その考えから抜け出せることもわかっています。
一人で悩み続けず、もっと気軽に相談してもらえたら...そんな想いで5年前にチャームポイントLab.を立ちあげました。
お力になれるよう、全力でサポートすることをお約束いたします。ぜひ安心してご相談ください。
プライベート
主な職歴
早稲田大学人間科学部通信教育課程 教育コーチ、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員、九州保健福祉大学通信教育部非常勤講師、洗足こども短期大学幼児教育保育科非常勤講師、名古屋外国語大学非常勤講師、名古屋女子大学特任専任講師、名古屋学芸大学非常勤講師
主な著書
今井千鶴子・今井正司(2012)注意訓練法・強迫性障害 エイドリアン・ウェルズ (著)、熊野宏昭 (監修・翻訳) メタ認知療法: うつと不安の新しいケースフォーミュレーション 日本評論社 担当pp.85-101,pp.203-252(翻訳)
今井千鶴子・嶋田洋徳 (2011)逆制止法・般化 日本ストレス学会・(財)パブリックヘルスリサーチ セン ター(監)ストレス科学事典 実務教育出版 pp.205、853(分担執筆)
嶋田洋徳、今井千鶴子(2010)怒りのマネジメント療法:青年期 アーサー フリーマンら(編)、内山喜久雄・大野裕ら(監訳)認知行動療法事典 pp.18−21頁(翻訳)
チャームポイントLab.アドバイザー
いまい しょうじ(公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士・博士:人間科学・早稲田大学)
・早稲田大学総合研究機構応用脳科学研究所・研究院客員准教授
・公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士
・博士(人間科学部:早稲田大学)
・埼玉県所沢市教育委員会 特別支援教育専門家チーム委員会・学識専門委員
・埼玉県所沢市通級指導教室・臨床研究アドバイザー
・日本認知療法学会機関紙「認知療法研究」常任編集委員
・日本認知・行動療法学会機関紙「行動療法研究」編集委員
*中日新聞様よりあおり運転に関する取材を受け、2019年9月15日の中日新聞朝刊にその記事が掲載されました。