一般的には
子どもがうまれると
ママの睡眠時間は
少なくなるといわれています。
ある研究では
生後1年までの赤ちゃんを
育てる人の睡眠時間は
「最大で700時間減る」
と言われています。
また、ママの睡眠の問題は
これだけではありません。
ママの睡眠には
「子どもにいつ起こされるか
わからないこと」
という特徴があります。
ある研究によると
いつ起こされるかわからない時は
常に目覚めのストレスホルモンが
準備されているため
体がやすまらないそうです。
たくさん寝たのに疲れがとれない
のはそのせいかもしれません...
また、子どもを対象とした研究ですが
日によって睡眠時間がバラバラだと
イライラしやすいこともわかっています。
・
「睡眠時間が少なくなる」
「いつ起こされるかわからない眠り」
「睡眠時間がバラバラになりやすい」
このように
ママの睡眠は理想とは
ほど遠い状態にあります。
十分でない睡眠は
「イライラ」だけでなく
「落ち着き」や「判断力」も
奪うこともわかっています。
だからこそ、睡眠をしっかりとることは大事なのです。
・
休むこと(寝ること)= 悪いこと
休むこと(寝ること)= もったいない
こんな風に休むことに後ろめたさを
感じているママはたくさんいます。
でも、休むのも
ママの大切な仕事だと私は思っています。
どんなにお子さんを愛していても
疲れていたらイライラしやすく
なるからです。
私も子どもが小さいときは
自分の体をできるだけ優先させていました。
眠いときは
子どもと一緒に昼寝をしました。
疲れているときは無理しなかったので
部屋が片づいていないことも
多かったですし
夫にご飯を買ってきてもらうことも
たくさんありました。
もしだんなさんがあなたの疲れを
わかってくれないようなら
このようなママ特有の睡眠のことを
ぜひ伝えてみてくださいね。
・
私の経験からも子どもたちが
一晩中寝てくれるようになってから
だいぶ楽になりました。
今しんどい思いをなさっている方
くれぐれも無理をなさらないでくださいね。
関連記事|産後の父親にみられやすいこととは?
公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。
女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。