
私は、臨床心理士を目指し、25歳で早稲田大学に入学しました。
実はその前に、短大をでています。
当時の私は「みんなが行くから」という理由で短大に進学しました。
学ぶ目的がなく、在学中はいつも受け身でした。
就職の段階になっても「これがしたい」と思う仕事はみつかりませんでした。
あったのは「女性が輝ける職場」というぼんやりとした思いだけ。
結局、企業イメージだけで安易に決めてしまい、後悔することになりました。
早稲田大学にも以前の私と同じように、ただなんとなく大学に進学し、講義への興味が乏しく、いつも受け身の姿勢で、卒業後にやりたい仕事がない学生がたくさんいました。
だからなのか「やりたいことがわからないのに、とりあえず大学に」というのは危険だなという思いが強くあります。
短大時代の私もそうですが、そんな学生に共通しているのが「自分はどうありたいのか」を考えてこなかったということです。
学生時代は人より勉強ができたかもしれない。
でも、一番肝心の「自分」と向き合うことをしてこなかったと思うのです。
だからこそ私は、子どもの学力の高さだけに目を奪われたくありません。
子どもが自分に向きあい「自分っていいな」と感じられる子になってほしいと思っています。自分らしく堂々といきてほしい。
そのためには「私は私、どんな自分もOK」と言いきれる”強くてしなやかな心”を育てることを大切にしています。
みなさんはお子さんの教育をどう考えていますか?
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公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士
博士(人間科学:早稲田大学)
早稲田大学人間科学部通信教育過程教育コーチ
NHK文化センター講師(マインドフルネス)
