最悪の結果を招きやすい夫婦の会話とは

こんにちは。臨床心理士のいまいです。

 

今日は夫婦のことについて書きます。

 

付きあったばかりの頃は

ケンカが多かったけど

今はそれほどしていない。

 

 

付きあったばかりの頃は

ケンカは少なかったのに

今はケンカばかりしている。

 

 

夫婦によってさまざまだと思います。

 

 

 

後者の付きあいが長くなるほど

ケンカが増えている

そんなカップルの場合は

「最悪の結果を招きやすい会話」

をしている可能性があります。

 

 

 

 

最悪の結果を招きやすい

会話パターンとして

わかっていることの1つは

 

特定の「行動」への指摘ではなく

相手の「性格(存在)」に

結びつけた批判をすることです。

 

 

たとえば

 

「早く家に帰ってたのに

食器を洗ってくれなかったんだ

あなたって気がきかないね

 

など食器を洗ってくれなかったことへの

怒りだけでなく

相手の性格にもふれるスタイルは

最悪の結果につながりやすいことが

わかっています。

 

 

最悪の結果を避けたいのであれば

「早く家に帰ってたのに

食器を洗ってくれなかったんだ

あなたって気が利かないね

 

ではなく

 

「早く家に帰ってたのに

食器を洗ってくれなかったんだ

腹たつな

 

の方がまだよいわけです。

 

 

 

ここまで読んで

「あ!!」と思った方もいると思います。

 

そうです。

このことは先日ご紹介した

「子どもを叱るときの注意点」と同じです。

 

関連記事|子どもの叱り方:「毒」になる言葉 とは!?

 

 

指摘するときは

相手の性格(存在)ではなく行動。

 

これは夫婦でも親子でも同じなのです。

 

 

家族との関係が

「なんだかうまくいかないな」

と感じているなら

普段の会話をふりかえってみることが

大切だなと感じます。

 

 

これまでの経験上

そこから解決のヒントが

みつかる方はとても多いです。

 

公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ

早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。

女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。



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