付きあったばかりの頃はケンカが多かったけど、今はそれほどしていない
付きあったばかりの頃はほとんどケンカをしなかったのに、今はケンカばかりしている
など、夫婦によってケンカにも違いがあります。
後者の、付きあいが長くなるほどケンカがふえているカップルの場合は「最悪の結果を招きやすい会話」をしている可能性があります。
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最悪の結果を招きやすい会話パターンとは?
これまでの研究でわかったのは
特定の「行動」への指摘ではなく、相手の「性格(存在)」に結びつけた批判をすることです。
たとえば
「早く家に帰ってたのに食器を洗ってくれなかったんだ、あなたって気がきかないね」
など、食器を洗ってくれなかったことへの怒りだけでなく、相手の性格にもふれるスタイルは、最悪の結果につながりやすいことがわかっています。
最悪の結果をさけたいのであれば
「早く家に帰ってたのに食器を洗ってくれなかったんだ、あなたって気が利かないね」
ではなく
「早く家に帰ってたのに食器を洗ってくれなかったんだ、腹たつな」
の方がまだよいわけです。
私自身のケンカをふりかえってみても、相手の性格を持ちだしたときの方がケンカはエスカレートします ^^;
みなさんはどうですか?
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ここまで読んで「あ!!」と思った方もいると思います。
そうです。このことは、先日ご紹介した「子どもを叱るときの注意点」と同じです。
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指摘するときには、相手の性格(存在)ではなく行動。
これは、夫婦でも親子でも同じなのです。
家族との関係が「なんだかうまくいかないな」と感じているなら、普段の会話をふりかえってみること。
そこから解決のヒントが得られる方も多いですよ。
