
◯日本人の母親が口にしやすい「子どもの自信」を奪うことば
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は育児のことを書きます!
子どもを叱る時に気をつけたいこと
先日ご紹介したのは
「その子の存在」と「その子の行動」をわけて考えること
でした。
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他にもあります。
その1つは
「他人と比較することば」をつかうことです。
日本の母親は
『○○ちゃんを見習いなさい』
『お姉ちゃんを見習いなさい』
『お兄ちゃんを見習いなさい』
といった、他人を引きあいにだして、子どもに覚えさせていくような言葉をよくつかいます。
これはアメリカの母親にはほとんどみられないそうです。
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『○○ちゃんを見習いなさい』
何気なく言ってしまう言葉です。
でも、この「比較」の言葉は親が思っている以上に子どもを傷つけます。
この言葉によって「自分ってダメだな」と感じてしまう子もいます。
日本人の自己肯定感の低さは、こういった「誰かと比較されつづける」ことの影響も大きいと私は思います。
「子どもには幸せになってほしい」
そう思って一生懸命育てていると思います。
「◯◯ちゃんを見習いなさい」という言葉も、お子さんのために言っているのだと思います。
でも「◯◯ちゃんを見習いなさい」と言われて、お子さんは本当に幸せになれるのか
お子さんは「自分のことがすき」だと思えるのか
ここをしっかりと考えることが大切だと思います。
伝え方はとても大切です。
いくら愛情があっても、伝え方が悪ければお子さんにその想いは届きません。
同じことを伝えるなら、お子さんの心があたたかくなる言葉をつかっていきましょう!
