
◯子どもの手を離すのに最適な時期はある!? 母と子のほどよい距離
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は子育てのことを書きます。
・
母と子の
「“ほどよい”距離」とは?
そう質問されたら
どう答えますか?
親子なんだから
できるだけ近くにいた方がいい
親子だからといって
べったりしない方がいい
子どもの年齢によって変わる
という方もいるでしょう。
私は、子育てでは
この“距離感”はすごく大事だなと感じています。
そして
育児書や他人の意見を
鵜呑みにするのは危険だと
思う部分でもあります。
どういうことかというと
お子さんによって
丁寧に手をかける時期と
手を離していく時期は違うからです。
・
わかりやすいのが低学年の宿題です。
ご家庭によって
子どもの宿題を丁寧にみる家庭
子どもにすべてをまかせる家庭
があります。
「勉強は親がしっかりとみるものだ」
「親がみると子どもは甘えてしまう」
それぞれに主張があるでしょう。
私の考えは「子どもの状態にあわせる」です。
どういうことかというと
親が丁寧にみることで
自信がつき
力がつく子の場合には一緒にやる。
親が丁寧にみると
やる気をなくしてしまう子には
一人でやらせてみる。
ということです。
“親の考え”で決めるのではなく
“子どもの状態にあう”方を選びます。
・
みんなすばらしい力をもっているのに
「自分はダメだ」
と思い込んでいる子が多い。
この原因はなんなんでしょう。
いつでも大切なのは
「今、子どもがどういう状態でいるか」
なんです。
どういう行動をしたら
子どもはどうなったのか
どういう対応をしたら
子どもはどうなったのか
これを丁寧にみていくことです。
・
教えたらすぐにできる子もいれば
そうでない子もいます。
習得するまでに
時間のかかる子の場合は
世間の基準にあわせるのではなく
その子が「自分はできる」
と気づくタイミングまで
待つことが私は大事だと思っています。
子どもによって
丁寧に手をかける時期と
手を離していく時期は違う。
ほどよい距離感も
一人ひとり違うと思うんです。
だから
親がこうしたいから
何歳ではこうあるべきだから
で判断するよりも
目の前の子どもの状態で
決めることを私は大切にしています。
みなさんは何を大切にされていますか?
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