このステレオタイプは、子育てするうえではやっかいなもの。
気をつけていないと、子どもの学習意欲にもつながってしまう可能性があるんです。
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たとえば、博物館を舞台にしたこんな研究があります。
展示物の前にいる『親子の会話』を録音し
『展示物に対して科学レベルの高い話がどの位含まれているか』
を分析しました。
その結果
- 男の子:41%
- 女の子:12%
であることがわかりました。
親は女の子よりも男の子に『科学的レベルの高い話』を多くしているということです。
(対象のお子さんは5歳前後です)
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男の子は科学に興味がある
あるいは
男の子には科学に興味をもってほしい
そんな期待からでしょうか。
ただ忘れてはいけないのは、女の子の中にも科学に興味がある子はたくさんいるということです。
性別だけで興味は決まりませんので。
カウンセリングでも
「兄(姉)がうらやましかった」
「弟(妹)がうらやましかった」
という話をよくうかがいます。
私たち親は「性別」だけで子どもへの態度を変えることには気をつけたいものです。
ステレオタイプのメガネをはずす。
このことも子育てではとても大切なことだと思っています。
