その中で特に感じるのは
過去や未来のことを考え続けてしまい
苦しまれている方がとても多いということです。
たとえば子育てだったら
【過去】
仕事をやめて長く一緒にいたなら
もっと素直な子に育ったかもしれない
【未来】
このままだと、
この子の将来は
どうなってしまうんだろう
夫婦関係(パートナー)だったら
【過去】
3年前、夫からいわれた言葉が許せない
【未来】
このまま好きでもない夫といて
耐えられるのだろうか
こんな風に過去と未来のことが
頭から離れずに
苦しまれている方が多いです。
これは私の意見ですが
「もう十分すぎるほど
がんばられてきたのだから
もうこれ以上苦しまないでほしい」
と思っています。
そして
これ以上自分を苦しめないために
できることの1つが
「マインドフルネス」だと考えています。
マインドフルネスとは
「過去」や「未来」ではなく
「今ここ」に目を向けて
心を開いて感じること。
ある研究では
私たちは1日のうち約半分の時間を
今ではなく過去や未来を考えるために
使っているそうです。
つまり、多くの貴重な時間を
”心ここにあらず”の状態で
過ごしているといえます。
また、ここも大切なポイントですが
「今」に注意を向けている人ほど
幸福感が高いこともわかっています。
(小さい子どもをみると、それを実感できるのではないでしょうか)
つまり、大切なのは
今(現在)に意識を向けること。
「今できることはなんだろう?」
という視点です。
・
こんな風に鼻息荒く
エラそうに語っていますが
私は元々超心配性ママでした。
「こうなったらどうしよう…」
「ああなったらどうしよう…」
そばにいた夫は振り回されて
大変だったと思います(笑)
でもある時
「このままじゃいけない」
と気づきました。
(心の専門家なのに、自分のことになると
ダメダメでした。お恥ずかしいです)
気づいてからは
私なりにがんばりました。
それこそ
3歩進んで2歩下がりながらも
少しずつ変わっていったように思います。
正直いうと
今も心配性な部分はあります。
でも、以前にくらべたら
くらべものにならないくらい
落ち着いて対応ができています。
それは、今が大事なことを
知っているからです!
これも本当は言いたくないのですが
私は超がつくほど不器用です。
それでもこんなに毎日が幸せなのは
マインドフルネスの心構えの
おかげだと思っています!
マインドフルネスのおかげで
たくさんやることがあっても
「今はこれに集中しよう」と
目の前のことに
意識を向けられるからです。
もしマインドフルネスを
実践していなかったら
母として妻として経営者として
「あれもしなきゃこれもしなきゃ」と
心が休まらずに、いつもイライラ
していたと思います。
なので、もっと多くの方に
マインドフルネスのことを
知っていただきたいし
体験していただきたいと思っています。
個別相談にて一緒に学ぶこともできます。
お気軽にご連絡いただけたら嬉しいです!
公認心理師・臨床心理士 いまいちづこ
早稲田大学で学部から博士課程まで認知行動療法を学び、女性に特有な心身の症状やライフスタイルの問題を専門に研究と支援を行っている。2015年、公認心理師・臨床心理士・専門健康心理士として、博士の専門性を生かしたカウンセリング・コーチングを行うBlossomeを開業。女性起業家として、また小学生2人の息子の母親として、日常生活でできるメンタルの整え方や子育ての方法について具体的にサポートしている。