今回はペアレントトレーニングの受講生さまからいただいたご感想をご紹介します!(掲載のご許可はいただいております)
今回はペアレントトレーニングの受講生さまからいただいたご感想をご紹介します!(掲載のご許可はいただいております)
幼児教室や塾に通うのは、お子さんの力を伸ばしたい、お子さんのよさをみつけたい、お子さんの将来を明るくしたいなど「お子さんのために」だと思います。
◯よいこってどんな子?日本人の母親が考えるよいことは
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は子育てのことを書きます。
===
「あの子は“いいこ”だなあ」
そう思うのはどんな子ですか?
素直な子
親切な子
規則が守れる子
いろんな考えがあると思います。
日本とアメリカでも
この「よいこ像」は違うといわれています(東ら,1981)
たとえば
日本の母親はアメリカの母親にくらべて
などへの期待が高いことがわかっています。
また、アメリカの母親は日本の母親にくらべて
などへの期待が高いことがわかりました。
少し古い研究ですが、今でも同じような傾向がみられると思います。
・
この結果をきいてどう思いましたか。
私は、この日本人のよいこ像のままでは「自分らしく」生きていくのは難しいと感じました。
もちろん、社会でいきていくためには、従順さや協調性は大切な能力です。
でも、それを強く求めすぎると
子どもは、自分よりも相手のことばかりを考えるようになります。
「本当はこうありたい」と思っても、親の顔色を気にしてふみだせない
自分の人生なのに
自分が「主人公」の人生ではなくなってしまいます。
・
数年前、ディズニー映画「アナと雪の女王」の中で
「ありのまま」
という言葉がとてもはやりました。
あそこまでヒットしたのは、みんな本当は「ありのまま」にいきたいからです。
みんな本当は「ありのまま」に生きたい。
でも、それができないのは、自分の考えを主張するよりも、従順さや協調性ばかりを「よいこと」として教育されたからではないでしょうか。
・
相手を思いやる気持ちはもちろん大切です。
でも同時に
自分を大切にする
自分の心を大切にする
ことも子どもたちに伝える必要があります。
そして、そのためには、親である私たちもそうあることです。
なぜなら、子どもは親の姿をみて学んでいくからです。
◯子どもの手を離すのに最適な時期はある!? 母と子のほどよい距離
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は子育てのことを書きます。
・
母と子の
「“ほどよい”距離」とは?
そう質問されたら
どう答えますか?
親子なんだから
できるだけ近くにいた方がいい
親子だからといって
べったりしない方がいい
子どもの年齢によって変わる
という方もいるでしょう。
私は、子育てでは
この“距離感”はすごく大事だなと感じています。
そして
育児書や他人の意見を
鵜呑みにするのは危険だと
思う部分でもあります。
どういうことかというと
お子さんによって
丁寧に手をかける時期と
手を離していく時期は違うからです。
・
わかりやすいのが低学年の宿題です。
ご家庭によって
子どもの宿題を丁寧にみる家庭
子どもにすべてをまかせる家庭
があります。
「勉強は親がしっかりとみるものだ」
「親がみると子どもは甘えてしまう」
それぞれに主張があるでしょう。
私の考えは「子どもの状態にあわせる」です。
どういうことかというと
親が丁寧にみることで
自信がつき
力がつく子の場合には一緒にやる。
親が丁寧にみると
やる気をなくしてしまう子には
一人でやらせてみる。
ということです。
“親の考え”で決めるのではなく
“子どもの状態にあう”方を選びます。
・
みんなすばらしい力をもっているのに
「自分はダメだ」
と思い込んでいる子が多い。
この原因はなんなんでしょう。
いつでも大切なのは
「今、子どもがどういう状態でいるか」
なんです。
どういう行動をしたら
子どもはどうなったのか
どういう対応をしたら
子どもはどうなったのか
これを丁寧にみていくことです。
・
教えたらすぐにできる子もいれば
そうでない子もいます。
習得するまでに
時間のかかる子の場合は
世間の基準にあわせるのではなく
その子が「自分はできる」
と気づくタイミングまで
待つことが私は大事だと思っています。
子どもによって
丁寧に手をかける時期と
手を離していく時期は違う。
ほどよい距離感も
一人ひとり違うと思うんです。
だから
親がこうしたいから
何歳ではこうあるべきだから
で判断するよりも
目の前の子どもの状態で
決めることを私は大切にしています。
みなさんは何を大切にされていますか?
◯日本人の母親が口にしやすい「子どもの自信」を奪うことば
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は育児のことを書きます!
子どもを叱る時に気をつけたいこと
先日ご紹介したのは
「その子の存在」と「その子の行動」をわけて考えること
でした。
***
他にもあります。
その1つは
「他人と比較することば」をつかうことです。
日本の母親は
『○○ちゃんを見習いなさい』
『お姉ちゃんを見習いなさい』
『お兄ちゃんを見習いなさい』
といった、他人を引きあいにだして、子どもに覚えさせていくような言葉をよくつかいます。
これはアメリカの母親にはほとんどみられないそうです。
***
『○○ちゃんを見習いなさい』
何気なく言ってしまう言葉です。
でも、この「比較」の言葉は親が思っている以上に子どもを傷つけます。
この言葉によって「自分ってダメだな」と感じてしまう子もいます。
日本人の自己肯定感の低さは、こういった「誰かと比較されつづける」ことの影響も大きいと私は思います。
「子どもには幸せになってほしい」
そう思って一生懸命育てていると思います。
「◯◯ちゃんを見習いなさい」という言葉も、お子さんのために言っているのだと思います。
でも「◯◯ちゃんを見習いなさい」と言われて、お子さんは本当に幸せになれるのか
お子さんは「自分のことがすき」だと思えるのか
ここをしっかりと考えることが大切だと思います。
伝え方はとても大切です。
いくら愛情があっても、伝え方が悪ければお子さんにその想いは届きません。
同じことを伝えるなら、お子さんの心があたたかくなる言葉をつかっていきましょう!
◯子どもを叱る時 「毒」になる言葉を使わない
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は育児のことを書きます!
===
お子さんを叱る時、意識していることはありますか?
今日は、お子さんの自信を奪わない「叱り方」をご紹介します。
ポイントは
「その子の存在」と「その子の行動」をわけて考えることです。
たとえば
よくない例
「○○するなんて悪い子だね」
よい例
「○○(行動)したらいけないよ」
『悪い子』など「存在」を否定されると、自信がもてなくなってしまいます。
なので
『子どもの存在を否定する言葉』ではなく『子どもの行動』に注目して言葉をかけましょう。
***
アメリカでも
「あなたのことはだいすきだよ
でも、あなたの『行動』はいけないよ」
という言葉をよくつかうそうです。
これなら「存在」を否定されたわけではないので、自信をなくさずにいられますよね。
子どもが自信をなくすような声かけは、百害あって一利なしです。
自信がなければ、いくら才能があってもその才能を十分に発揮することはできません。
叱り方は本当に大事です。
***
もう1つ気をつけたいのは
場合です。
そのような状況は、お母さんやお子さんにとってよいものではありません。
なので、そうした状況におかれているときには、子どもへの関わり方やお母さんの考え方を根本からみなおすことが必要だと思います。
***
私たち親が子どもにかける言葉は、子どもの心の「栄養」にも「毒」にもなります。
それなのに、心の栄養については、からだの栄養ほど重要視されていません。
からだと心には深いつながりがあります。
からだが健康でないと、心の調子をくずしやすくなりますし、心が健康でないと、からだの調子をくずしやすくなります。
特に子どもの場合は、心の調子がからだに影響しやすいといわれています。
ぜひ、お子さんのからだの健康だけでなく、こころの健康にももっと目をむけていきましょう。
そのためにできることは、日頃からお子さんに心の栄養になることばをかけることです!
この記事を書いていて、私もあらためて気をつけたいと思いました。
◯兄弟げんかがなくなる!?親ができること①ピアジェ保存の概念
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は育児のことを書きます!
===
「ぼくのジュース、多い。やった〜!!」
「なんで、わたしのジュースは少ないの( ̄^ ̄)」
同じ量のジュースを入れたのに、多い少ないでケンカになることはありませんか?
原因は「見た目」です!
***
図をつかってわかりやすく説明していきます。
同じ形・同じ大きさの2つの容器に「同じ量」の液体を注ぎます
そして、子どもに「同じ量」であることを確認してもらいます。
◯子どもの成績をさげるのは親?名古屋子育て相談
名古屋の臨床心理士いまいです。
以前、アメブロにも書きましたが、多くの方に知ってほしいのでここにも書きます。
・
私は、小学1年生の成績が
とてつもなく悪かったんです。
今思うと、
3月後半生まれなうえに
コツをつかむのがゆっくりなタイプ。
仕方のないことです。
でも、父から
「頭が悪い」といわれ
そう思いこんでしまいました。
(父はとてもやさしい人です。悪気なくいったのだと思います)
そこからずっと
私の勉強に対するイメージは
「できない」「つまらない」になりました。
・
そんなわたしに
転機が訪れたのが23歳。
臨床心理士をめざしはじめました。
一念発起で勉強し
25歳で早稲田大学に再入学。
9年後には博士の学位も取得しました。
(詳しくはプロフィールにも書きました)
たくさんのことを吸収できる子ども時代。
自分は頭が悪いという
「思いこみ」によって
学ばずにいたことをとても後悔しています。
親の言葉
小さい頃の経験は
子どもに大きな影響をあたえます。
「頭が悪い」といわれれば「頭が悪いんだ」
「顔が悪い」といわれれば「顔が悪いんだ」
「絵が下手」といわれれば「絵が下手なんだ」
「足が遅い」といわれれば「足が遅いんだ」
真実はそうでなくても
子どもは素直にそう思いこんでしまいます。
・
私は、目先の成績に左右され
学ぶ意欲をなくしてしまうのが
1番残念なことだと思っています。
お子さんには
お子さんのペースがあります。
すぐにできるようになる子もいれば、時間がかかる子もいると思っています。
成績だって
最初からよい子ばかりではありません。
低学年の頃はよくなくても
諦めずコツコツ続けていれば伸びていく子もいます。
もちろん
子どもが負担になるほど
期待しすぎてはいけません。
でも、お子さんの学ぶ意欲を奪うような声かけだけは絶対にやめた方がいいです。
なぜなら
学ぶことで
いろんなことに
興味がうまれてくるからです。
「生きるって楽しい」
と思える何かに出会えるチャンスも広がります。
子どもの頃の自分には
「コツをつかめるようになるのが人よりゆっくりなだけだよ」
「学ぶって楽しいよ」
と伝えたいです。
そして、私のように
今まだ成績がふるわない子にも
「自分のペースでいいんだよ。コツをつかむのが人よりゆっくりなだけだよ」
「学ぶって楽しいよ」
と伝えたいと思っています。
・
人の能力にはそれほど差がない
どんな言葉を信じるか
が大事だと私は思っています。
親が子どもに与えられる
最大のプレゼントは
「自分は自分でいいんだ」
「自分さえその気になれば、どんなことも挑戦できる!」
と感じられる心を育てることだとわたしは思います。
◯男の子と女の子。怒って泣いてる?怖がって泣いてる?
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は育児のことについて書きます。
===
男の子の赤ちゃんと女の子の赤ちゃん。
みなさんは性別によるイメージの違いはありますか?
***
ある研究では学生に
「赤ちゃんがびっくり箱をあけて泣き始めた」という映像をみてもらいました。
この映像をみて
「赤ちゃんはどうして泣いているのか」
をたずねたそうです。
ちなみに、映像を見る前に
「赤ちゃんは男の子」だと伝えられた学生と「赤ちゃんは女の子」だと伝えられた学生がいます。
結果は...
男の子だと伝えられた学生は
「赤ちゃんは怒って泣いている」
女の子だと伝えられた学生は
「赤ちゃんは怖がって泣いている」
という意見が多かったそうです。
この研究から、男の子か女の子かの違いによって「泣く」ことの意味づけが「変わる」ことがわかりました。
***
「赤ちゃんが怒っている」と思うか「赤ちゃんが怖がっている」と思うかではお母さんの対応は変わるはずです。
私なら「怖がって泣いている」赤ちゃんの方が、慎重に対応するかもしれません。
男の子
女の子
もちろん、性差は指摘されています。
でも、必ずしも「全員」にあてはまるわけではありません。
男の子だから..
女の子だから..
ついついそういう目でみてしまいがちですが、思いこみは1番危険です。私も気をつけます。
◯子どもが「注射嫌い」にならないために「親」ができること
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は育児のことについて書きます。
・
私が育児の中で驚いたことの1つ。
それは予防接種の多さです。
毎週のように通った時期もありました。
ところで
みなさんはお子さんが
注射をうつとき
どんなお気持ちですか?
私は注射が苦手なため
どうしても
「痛そうだな」
「かわいそうだな」
と思ってしまいます。
でも「態度」にはあらわしません。
いつもと変わらぬ様子を心がけています。
「ママも小さい頃やったよ」
「大丈夫だよ」
とやさしく声をかけています。
・
なぜそうするのかというと
痛みは心の影響を強く受けるから
これまでの研究から
『恐れや不安があると痛みが強まること』
『注意が向けば向くほど、痛みが強まること』
がわかっています。
お母さんが
心配そうな顔や態度を示すと
子どもの不安は高まります。
不安が高まると
痛みも感じやすくなるんです。
なので
いつもと変わらぬ様子を
心がけることがとても大事なのです。
・
また、注射のことで
もう1つ気をつけたいことがあります。
それは、
注射をうち終わった後は
「よい気分で終わること」です。
打つ時に少し泣いたとしても
大泣きしても
「がんばったねー、かっこいいなー」
など子どものがんばりをたくさん認めること。
そうすると、お子さんは
「自分は注射を乗り越えられた!」
というプラスの気持ちをもつことができます。
泣いてしまったからといって
「弱虫」
「他の子は泣いていないよ」
などときびしく声をかけても
注射が苦手になるだけです。
ちなみに
お世話になっている小児科では
注射の後「お菓子」がもらえる
サービスがありました。
これも注射を打った後に
よい気持ちでおわれるので
子どもの気持ちによりそっているなと感じます。
こういうシステムがない場合は
お母さんがご褒美を用意しておくのも
よいかなと思います。
もちろん個人差はありますが
よかったら参考にしてみてくださいね。
◯おもちゃを投げる・乱暴な子 名古屋の子育て相談
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は子育てのことを書きます!
===
上の子が1・2歳の頃、近所の子育て広場へよく遊びにいきました。
でも、いつからか身の回りにあるおもちゃをポイポイ投げるように。
自分で対策してもうまくいかず、スタッフさん(保育士さん)に相談してみても「今はそういう時期よね」といわれ...
他の子にあたってしまったら大変なので、そこに行くのをしばらくやめることにしました。
でも、家にこもってばかりだと、私も子どももストレスがたまってしまいます。
なので、その時期は公園で遊ぶことにしました。
公園だと人も少なくて(私は)寂しかったのですが、子どもがおもちゃを投げるストレスから解放され、ホッとした自分もいました。
子どもも私に注意されることもなくのびのび遊ぶことができました。
***
そして半年くらい経ち…
次に子育て広場に行った時には、おもちゃを投げなくなっていました。
すごくほっとしたのを覚えています。
その時期その時期で、子どもの成長に必要な「動き」があることはわかっている。
でも、わが子のことになると心配したのをおぼえています。
(私は元心配性ママです ^^;)
***
もし、今おもちゃ投げに悩んでいるなら
私のように、お母さんも子どももストレスのかからない遊び方を選んでみるのも1つだと思います。
遊びに行ったのに怒ってばかりだと、お互いにつらいですから。
子どもは時に大人が理解しにくい行動をします。
でも、それは成長に必要な動きでもあります。
子どもの成長にあわせる
心配せずにゆったりと見守る
今あの頃を振り返ってみて、それがとても大切なことだと痛感しています。
◯赤ちゃんの表情認知
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は子育てのことを書きます!
===
今日は「表情」のお話をします。
赤ちゃんが最初にみわけがつく表情はなんだと思いますか?
それは
「笑顔」だといわれています。
4ヶ月頃の赤ちゃんの視力は0.01~0.02ほど。
そんな視力が未発達な赤ちゃんにも「笑顔」は伝わりやすい表情なことがわかっています。
また、赤ちゃんが「お母さんの笑顔」に好ましい反応を示すことも分かっています。
「赤ちゃんには笑顔で話しかけましょう!」
これは科学的にも理にかなっていることなんです。
***
ただ、これを書いていて心配なのは、まじめなママがこれを読んで「いつも笑顔でいなければ」とプレッシャーに感じてしまうことです。
完璧じゃなくてもいいんです!
赤ちゃん期の子育てはカラダもココロも疲れていますから。
(わたしも笑顔を心がけていましたが、疲れていて無表情の時もありました ^^;)
「できるときがあったらやってみよう♪」くらいの気持ちで意識してみてくださいね。
◯子どもの成長に満足できない理由
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は子育てのことを書きます!
===
6カ国の国民を対象に
「あなたはお子さんのこれまでの成長についてどの程度満足していますか?」
という調査をしました。
「満足」と答えた割合は
日本 :58.5 %
韓国 :74.0 %
フランス :74.5 %
タイ :82.4 %
スウェーデン:89.1 %
アメリカ :89.6 %
でした。
6カ国の中で、日本人がもっとも低いことがわかりました。
***
この結果をみて思ったのは、日本人は子育てに対して「完璧を求める」傾向が強いということです。
勉強も運動も社会性も・・・
すべてできてはじめて「満足」できる方が多いのかもしれません。
だから、子どものよさにも気づきにくい。
「お子さんの長所はどこですか?」ときかれてもすぐに答えられる親は少ないといわれています。
そして、子どもはそれを敏感に感じとっています。
***
子どもの成長には、親が「できている部分」を認めていくことがとても大切だとわかっています。
「足りない、足りない」と嘆くよりも、がんばっている部分を認めていくことが大事なのです。
私たち親がいま求めれられていることは
子どものよさに気づくこと。
子どものよさを認めること。
のように思います。
そうすれば、子どもたちは堂々と胸をはって「自分は自分でいい」と思えるのではないでしょうか。
◯LaQラキュー 買ってよかったおもちゃNO1
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日はおもちゃのことを書きます!
・
多くのお母さんから
「どんなおもちゃで遊んでいますか?」
というご相談をいただきますので
こちらでもご紹介しますね。
お子さんによって
好みはあると思いますが
わが家で買ってよかったおもちゃNO1は
LaQ(ラキュー)です。
・
LaQとの出会いは約3年前。
上の子の保育園にあったおもちゃです。
「大好きなお友達と一緒にやりたい、でもうまくできない」
ということで、家でもできるように購入しました。
上の子は私に似たのか
かなりの不器用(゚∀゚)...
初めは平面をつなぐのも
やっとという感じでした。
最初の頃は
「なんでできないんだ!!!」
と怒ったりしていましたが
それをのりこえ
今ではわが家の「LaQ博士」となりました。
→「できない時にどうサポートしたらよいか」は別の記事で紹介します。
◯子育ての後悔
名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は子育てのことを書きます。
===
「もっと◯◯してあげればよかった」
そんな風に子育ての後悔を感じている方もいます。
先輩ママがよく口にする後悔の1つは「もっと一緒に遊んであげればよかった」というものです。
大きくなるにつれて、子どもは友だちと遊ぶようになります。
子どもが親と遊ぶ期間は意外と短いんですよね。
***
私が今まで1番後悔しているのは「赤ちゃんだった長男を連れて、もっと積極的に人と交流すればよかった」というものです。
私の場合は、引越しが原因で人との交流が少なくなってしまいました。
素敵な親子に出会い「これからたくさん遊びに行けたら」と思った矢先、関東から東海への引っ越しが決まったんです。
東海に引っ越してすぐに次男を妊娠したこともあり、日中長男と2人だけで過ごす日々が続きました。
もちろん、2人だけで過ごすことは悪いことではありません。
でも、乳幼児期は、いろんな人とふれあい、さまざまな体験をすることで得られるものがたくさんあると思っています。
なので、あの頃に戻れるなら、勇気をだしてもっと外の世界に連れていってあげたいと思うのです。
あとは、上の子が小さい頃に心配しすぎてしまったことも後悔しています。
(臨床心理士なのにはずかしいです)
もっと、ゆったりとした気持ちで向きあうことができたらよかったと思っています。
***
子どもたちが小さい頃は、心に余裕がもてなくて「いつまでこの生活が続くんだろう」と考えたこともありました。
でも、子どもの成長は本当に早いです。
わが子もあっという間に小2と年長になり、手がかかることも少なくなってきました。
「今私にできることは何だろう?」
そんなことを考えながら、毎日を過ごしています。
私は12年前に結婚しました。
交際期間も含めると
夫とは約20年の長い付き合いになりますが
今も心地よい関係が続いています。
ですが、そんな私たちにも
ピンチな時期がありました。
○子どもの好奇心を育てる!子どもの「なぜ?」
名古屋の臨床心理士、いまいです。
今日は子どもの好奇心について書きます!
===
仕事に向かう途中に
「どうして○○はこうなってるの?」
「これは何?」
と、お母さんにずっと質問しているお子さんをみかけました。
ママは、騒がしくないかと周囲を気遣って困惑ぎみでしたが、私は「いいね、いいね」と密かに思っていました。
なぜなら、「これは何?」と思うことは、好奇心を伸ばすもとになるからです。
私も子どもからよく質問されます。
最近あったのは
「どうして(植物の)葉が出たの?」
「どうして明日の天気がわかるの?」
「おばけっているの?」←ママも知らない
わかる範囲で説明しています。
わからないことも多いので、下のような本にもお世話になっています。
◯子育てがうまくいかない悩み
こんにちは。名古屋の臨床心理士いまいです。
今日は子育てのことを書きます!
===
今、子育てがうまくいかないと感じている方へ
引用元を忘れてしまったのですが、私がすきな「人生の時計」の話をシェアします。
人生80年だとして、それを時計(24時間)にたとえると
40歳なら、正午
20歳なら、午前6時
10歳なら、午前3時
子どもだと、まだ日が昇る前です。
***
お子さんのことで悩んでしまうことはみんなあると思います。
私自身も、うまくいかなくて落ちこむことはあります。
でも、そんな時はこの人生の時計を思い出しています。
人生の時計で考えると、子どもはまだ夜明け前。
”まだまだこれから”というときなんですよね。
***
いろんなお子さんをみていて感じるのは、一人ひとり成長のスピードが違うということです。
教えたらすぐにできるようになる子もいれば、少し時間がかかる子もいます。
まだ夜明け前である今の「できる」「できない」に一喜一憂し、子どもの意欲を奪ってしまうのが1番残念なことです。
子どもは親の言葉や態度に敏感です。
何気ない親の言葉や態度で、「自分はできない子」「自分はダメな子」と思い込んでしまうのです。
少し時間がかかる子には
「大丈夫だよ」
「今はむずかしくても、あなたはきっとできるようになるよ」
と、お子さんの力を信じてあげてほしいなと思います。
それが必ず、お子さんの大きな力になると、多くの親子をみてきた私は確信しています。
***
余談ですが、大学の授業でも時々この話をしています。
大学生はまだ6時。
なのに「自分は何をやってもダメだ」とあきらめてしまっている子が多いからです。
でもこの話をして自分がまだ6時だと気づくと、挑戦しようと思う子もいるんですよ。
***
今、子育てがつらいなと感じている方にとって、少しでも参考になる部分があったら嬉しいです。
関連サイト:カウンセリングの特徴
◯よい母親とは!? 著名な小児科医の言葉
名古屋市の臨床心理士いまいです。
今日は育児のことを書きます。
===
「今日もたくさん怒ってしまった」
「子どもを傷つけてしまった」
「我慢ばかりさせてしまった」
「自分ってダメな母親だな」
そんな風に感じているママはとても多いです。
***
では、どんな母親が「よい母親」なのでしょうか?
イギリスの著名な小児科医であるウィニコットは「よい母親」とは「ほどよい母親」だといっています。
「ほどよい母親」とは?
「適度な子どもの世話を行い、ほどよい環境として存在する母親」だそうです。
ウィニコットは、子どもに関心を示さない親だけでなく、過度に子どもに関心を示す母親もよい母親だと考えていません。
***
私は「よい母親」とは、子どもの力を信じる(見守る)母親だと思っています。
子どもが「自分っていいな」と思えるような関わりができる、そんな母親です。
また、ウィニコットがいうように、子どもにとって「ほどよい環境」として存在することも大切だと思います。
そのためには、母親の心が十分に満たされている必要があると感じています。
***
多くの場合、親が思うよい母親と子どもが思うよい母親にはズレがあります。
たとえば
「家事は完璧だけど、いつもイライラしている母親」と
「家事はほどほどだけど、イライラしていない母親」
だとしたら、子どもは後者のイライラしていない母親を好むのではないでしょうか。
お母さんがお子さんのためを思って一生懸命やっていることが、お子さんの負担になっていることもあります。
みなさんはどんな母親をよい母親だと思いますか?
チャームポイントLab.では、お子さんの自己肯定感を育てる知識やスキルを学ぶことができます。遠方の方も通話がご利用いただけます。